AI生成 PC メモリ32GBか64GBか迷ったら

目次

AI生成PCに必要なメモリ容量の考え方

AI生成PCに必要なメモリ容量の考え方

メモリ容量は用途で決まる

AI生成PCを構築する際、メモリは32GBで十分。

ただし、これは画像生成AIやテキスト生成AIを一般的な用途で使う場合の話です。

Stable DiffusionやMidjourneyのようなローカル画像生成、ChatGPTのAPI利用、軽量なLLMの実行といった用途であれば、32GBのメモリで快適に動作することが分かっています

実際、私自身も32GB環境でStable Diffusionを使用していますが、バッチ処理で複数枚を同時生成する場合でもメモリ不足を感じたことはありません。

64GBが必要になるケース

一方で、64GBが必要になる状況も確実に存在します。

大規模言語モデルのローカル実行、特に70億パラメータ以上のLLMを動かす場合、32GBでは明らかに不足してしまいますよね。

また、動画生成AIやAnimateDiffのような動画系のAIツール、3Dモデル生成AIを本格的に使用する場合も64GBは必須。

さらに、AI生成と同時に動画編集ソフトや3DCGソフトを立ち上げてマルチタスクで作業する方もいるのではないでしょうか。

そうした使い方をするなら、迷わず64GBを選択した方がいいでしょう。

メモリ不足が引き起こす問題

メモリが不足すると、システムはストレージをメモリ代わりに使用するスワップ処理を開始します。

これが発生すると、たとえPCIe Gen.5の最速SSDを搭載していても、処理速度は劇的に低下し、AI生成の待ち時間が数倍から数十倍に延びてしまう可能性があるからです

特にAI生成は大量のデータを一時的にメモリに展開するため、スワップが発生すると実用に耐えないレベルまで遅くなります。

AI生成の種類別メモリ要件

AI生成の種類別メモリ要件

画像生成AIのメモリ使用量

Stable Diffusionを例に取ると、基本的な512×512ピクセルの画像生成では、システム全体で使用するメモリは約8GB程度。

ただし、これはAI生成だけの数値であり、OSやバックグラウンドアプリケーションで5GB前後は常に使用されています。

つまり、最低でも13GB程度は必要という計算になりますが、実際には余裕を持たせる必要があります。

1024×1024ピクセルの高解像度生成や、ControlNetなどの追加モデルを併用する場合、メモリ使用量は15GBから20GBまで跳ね上がることもあり、さらにバッチサイズを増やして一度に4枚、8枚と生成する場合は25GB前後まで到達するため、32GBでもギリギリの状況が生まれてしまいますよね

それでも「32GBでは足りない」とは言えません。

なぜなら、バッチサイズを調整すれば対応可能だからです。

テキスト生成AIのメモリ要件

ChatGPTやClaude、Geminiといったクラウドベースのテキスト生成AIを使用する場合、メモリ使用量は極めて少ない。

ブラウザ経由でアクセスするため、実質的には数百MB程度しか消費しません。

この用途だけなら16GBでも充分ですが、複数のタブを開いたり、他のアプリケーションと並行作業したりするには力不足。

一方、LLaMAやMistralのようなオープンソースLLMをローカルで動かす場合は話が変わります。

7Bパラメータモデルでも、量子化なしの状態では14GB以上のメモリを消費し、13Bモデルでは26GB、70Bモデルになると140GB以上が必要になるため、一般的なデスクトップPCでは現実的ではありません。

4bit量子化を施せば7Bモデルで約4GB、13Bモデルで約8GB、70Bモデルでも約35GBまで圧縮できるため、64GBメモリがあれば中規模モデルまでは快適に動作させることができるのです

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9260B/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9260B/S9
【SR-ar9-9260B/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen9 9900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.40GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar9-9260B/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GO

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GO
【ZEFT R60GO スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースFractal Design Pop XL Air RGB TG
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GO

パソコンショップSEVEN ZEFT R67C

パソコンショップSEVEN ZEFT R67C
【ZEFT R67C スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製)
ケースDeepCool CH160 PLUS Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R67C

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DX

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DX
【ZEFT Z55DX スペック】
CPUIntel Core i5 14400F 10コア/16スレッド 4.70GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DX

動画生成AIの要求スペック

AnimateDiff、Gen-2、Pika Labsといった動画生成AIは、画像生成AIよりもはるかに多くのメモリを必要とします。

特にローカル環境で動かすAnimateDiffは、16フレームの短い動画でも20GB以上のメモリを消費することがあり、32GBでは他のアプリケーションをほぼ閉じた状態でないと安定動作しません。

64フレーム以上の長めの動画や、高解像度での生成を行う場合は、32GBでは明らかに不足します。

動画生成を本格的に行うなら、64GB以上が必須と考えるとよいかと思います。

クラウドベースのサービスを利用する場合は、この限りではありませんが、レンダリング待ち時間やコストを考えると、ローカル環境を整えた方が長期的には効率的。

マルチタスク環境でのメモリ配分

マルチタスク環境でのメモリ配分

AI生成と他作業の同時実行

AI生成を行いながら、ブラウザで調べ物をしたり、Photoshopで画像を編集したり、Premiere Proで動画を編集したりする方もいると思います。

こうしたマルチタスク環境では、メモリの取り合いが発生し、システム全体のパフォーマンスが低下してしまいますよね。

例えば、Stable Diffusionで画像生成中にPhotoshopで別の画像を編集する場合、Stable Diffusionが15GB、Photoshopが8GB、OSとバックグラウンドプロセスで5GBを使用すると、合計28GBとなり、32GBでは余裕がわずか4GBしかありません。

この状態でブラウザのタブを複数開いたり、Discordで通話したりすると、すぐにメモリ不足に陥ります。

64GBあれば、Stable Diffusionで20GB、Photoshopで10GB、ブラウザで5GB、その他で10GBを使用しても、まだ19GBの余裕があり、システムが安定して動作し続けるため、ストレスフリーな作業環境を実現できることが分かっています

仮想マシンやコンテナ環境

AI開発やテストのために、DockerコンテナやWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)、仮想マシンを使用する場合、メモリ要件はさらに増加します。

WSL2だけでも4GB程度は確保したいところですし、Dockerコンテナで複数のAI環境を立ち上げる場合は、それぞれに数GBずつ割り当てる必要があります。

仮想マシンでLinux環境を構築し、そこでAI開発を行う場合は、仮想マシンに16GB以上を割り当てることも珍しくありません。

ホストOS側でも最低8GBは必要ですから、合計24GB以上が必要になり、32GBでは余裕がほとんどない状態。

こうした環境を快適に使うには、64GBが最低ラインといえます。


ブラウザのメモリ消費

見落とされがちですが、現代のブラウザは驚くほどメモリを消費します。

ChromeやEdgeで10個のタブを開くだけで、2GBから3GBは簡単に使用してしまいますよね。

YouTubeやTwitter(X)のような動的コンテンツが多いサイトでは、1タブで500MB以上消費することもあり、気づかないうちにメモリを圧迫しているかもしれません。

AI生成の待ち時間中にブラウジングをする習慣がある場合、ブラウザだけで5GB以上を消費する可能性があるため、32GBでは思ったよりも余裕がないことに気づくはず。

64GBあれば、ブラウザのメモリ消費を気にする必要はほとんどないでしょう。

BTOパソコンでのメモリ選択

BTOパソコンでのメモリ選択

初期構成とカスタマイズ

BTOパソコンを購入する際、多くのショップでは初期構成として16GBまたは32GBが設定されています。

AI生成用途を明記しているモデルでは、32GBが標準になっているケースが多く、64GBへのアップグレードはカスタマイズオプションとして提供されています。

価格差は、32GBから64GBへのアップグレードで、おおよそ15,000円から25,000円程度。

メモリ価格は市況によって変動しますが、DDR5-5600の32GB(16GB×2)が12,000円前後、64GB(32GB×2)が28,000円前後という相場感があります。

BTOショップでのカスタマイズ価格は、自分で購入して増設するよりもやや高めに設定されていることが多いですが、保証が付く点や、動作確認済みである点を考えると充分に価値があります。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60SM

パソコンショップSEVEN ZEFT R60SM
【ZEFT R60SM スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH
マザーボードAMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60SM

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HN

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HN
【ZEFT Z55HN スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H6 Flow White
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HN

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55WK

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55WK
【ZEFT Z55WK スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55WK

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EJ

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EJ
【ZEFT Z55EJ スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EJ

メモリメーカーの選択

BTOパソコンでメモリメーカーを選択できるショップは限られていますが、選べる場合はMicron(Crucial)、GSkill、Samsungといった信頼性の高いメーカーを選ぶのが鉄則。

特にCrucialは価格と品質のバランスが良く、AI生成のような長時間の高負荷作業でも安定して動作することが分かっています。

GSkillは高クロックモデルのラインナップが豊富で、オーバークロックを視野に入れる場合に有力な選択肢。

Samsungは半導体メーカーとしての技術力が高く、信頼性重視のユーザーに支持されています。

BTOパソコンを選ぶ際は、メモリメーカーを指定できるショップを選ぶことで、将来的な増設や交換の際にも互換性の問題を避けられるため、長期的な運用を考えると賢明な判断といえるのです

デュアルチャネル構成の重要性

メモリは必ずデュアルチャネル構成にすること。

つまり、32GBが必要なら16GB×2、64GBが必要なら32GB×2という構成にするべきです。

シングルチャネル(32GB×1や64GB×1)では、メモリ帯域幅が半減し、AI生成の処理速度が大幅に低下してしまいますよね。

BTOパソコンでは、通常デュアルチャネル構成が標準ですが、念のため確認しておくことをおすすめします。

また、将来的に64GBから128GBへの増設を考えている場合は、最初から32GB×2で構成しておけば、後から32GB×2を追加するだけで128GBにできるため、拡張性を考慮した選択が重要。

自作PCでのメモリ選択

自作PCでのメモリ選択

DDR5メモリの選び方

自作PCでAI生成マシンを組む場合、DDR5-5600が現在の主流規格。

Core Ultra 200シリーズもRyzen 9000シリーズもDDR5に対応しており、DDR4を選択する理由はありません。

DDR5-5600は、DDR4-3200と比較して約1.75倍の帯域幅を持ち、AI生成のような大量データを扱う処理では、この帯域幅の差が処理時間に直結します。

より高クロックなDDR5-6000やDDR5-6400も存在しますが、価格が高く、体感できるほどの性能差は出ないことが多いため、コストパフォーマンスを重視するならDDR5-5600で充分。

ただし、ベンチマークスコアを追求したい場合や、メモリオーバークロックを楽しみたい場合は、高クロックモデルを選択するのも一つの選択肢。

容量と枚数の組み合わせ

32GBを実現する方法は、16GB×2が標準。

一部のマザーボードでは4スロット構成もありますが、8GB×4という構成は、現在のメモリ価格を考えると割高になるため推奨しません。

また、メモリスロットを全て埋めると、メモリコントローラーへの負荷が増え、高クロック動作が不安定になる可能性もあります。

64GBの場合も、32GB×2が最適。

将来的に128GBへの増設を考えているなら、4スロットマザーボードを選び、最初は32GB×2で運用し、後から32GB×2を追加する計画が現実的。

ただし、メモリの増設時には、同じメーカー、同じ型番のメモリを追加するのが理想的で、異なるメモリを混在させると、動作クロックが低い方に合わせられたり、最悪の場合は起動しなかったりするかもしれません。

タイミングとレイテンシ

メモリのスペック表には、CL(CAS Latency)という数値が記載されています。

DDR5-5600の場合、CL40やCL46といった数値が一般的で、この数値が小さいほどレイテンシが低く、応答速度が速いことを意味します。

AI生成においては、帯域幅の方が重要で、レイテンシの差は体感しにくいため、CL値にこだわる必要はほとんどないでしょう。

それよりも、安定性と容量を優先すべき。

高価なCL36のメモリを選ぶよりも、標準的なCL40のメモリで容量を増やした方が、AI生成の実用性は高まります。


CPUとメモリの関係

CPUとメモリの関係

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GC

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GC
【ZEFT R60GC スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5050 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GC

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GW

パソコンショップSEVEN ZEFT R60GW
【ZEFT R60GW スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X3D 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースLianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GW

パソコンショップSEVEN SR-ar7-7970Li/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar7-7970Li/S9
【SR-ar7-7970Li/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースLianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar7-7970Li/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT R61GH

パソコンショップSEVEN ZEFT R61GH
【ZEFT R61GH スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R61GH

パソコンショップSEVEN ZEFT Z52BA

パソコンショップSEVEN ZEFT Z52BA
【ZEFT Z52BA スペック】
CPUIntel Core i7 14700KF 20コア/28スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z52BA

Core Ultra 200シリーズとメモリ

Intel Core Ultra 200シリーズは、DDR5-5600をネイティブサポートしており、メモリコントローラーの性能も向上しています。

Core Ultra 7 265Kや265KFは、AI生成用途でも人気が高く、コストパフォーマンスに優れたCPU。

NPUを統合しているため、将来的にNPUを活用したAI処理が普及すれば、さらなる性能向上が期待できます。

Core Ultra 9 285Kや285KFは、より多くのコア数を持ち、マルチスレッド性能が高いため、動画生成AIや大規模なバッチ処理を行う場合に有利ですが、価格も高くなるため、画像生成AIがメインならCore Ultra 7シリーズで充分に満足できるはず

メモリは32GBあれば、Core Ultra 7の性能を十分に引き出せます。

Ryzen 9000シリーズとメモリ

AMD Ryzen 9000シリーズも、DDR5-5600をサポートし、特にX3Dモデルは大容量キャッシュを搭載しているため、AI生成のような反復処理に強い特性を持っています。

Ryzen 7 9800X3Dは、ゲーミング性能だけでなく、AI生成でも高いパフォーマンスを発揮し、コストパフォーマンスが良いのが魅力。

Ryzen 9 9950X3Dは、16コア32スレッドという圧倒的なマルチスレッド性能を持ち、動画生成AIや複数のAIモデルを同時実行する場合に真価を発揮します。

ただし、価格も高額になるため、用途を明確にしてから選択すべき。

メモリは、Ryzen 9シリーズを使う場合でも32GBで基本的には充分ですが、マルチタスクを前提とするなら64GBを検討した方がいいでしょう。

メモリチャネルとCPU性能

現代のデスクトップCPUは、デュアルチャネルメモリをサポートしており、2枚のメモリを同時にアクセスすることで帯域幅を倍増させています。

AI生成では、この帯域幅が処理速度に直結するため、必ずデュアルチャネル構成にすることが重要。

シングルチャネルでは、CPUの性能を半分も引き出せない可能性があるからです。

また、メモリの動作クロックがCPUの仕様を超える場合、XMP(Extreme Memory Profile)やEXPO(Extended Profiles for Overclocking)といったプロファイルを有効にする必要があります。

これはBIOS設定で行いますが、BTOパソコンの場合は、ショップ側で設定済みのことが多いため、特に意識する必要はありません。

自作PCの場合は、必ずBIOSでXMPまたはEXPOを有効にしているかどうかをチェックしましょう。

メモリが定格クロックで動作していると、本来の性能が出ないという可能性があるからです。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 43294 2470 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 43046 2273 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42072 2264 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 41361 2362 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38815 2082 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38739 2053 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37498 2360 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37498 2360 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35859 2202 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35717 2239 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33958 2213 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 33095 2242 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32725 2106 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32614 2198 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29426 2044 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28708 2160 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28708 2160 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25599 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25599 2180 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 23221 2217 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 23209 2096 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20977 1863 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19620 1941 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17834 1820 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 16139 1782 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15377 1986 公式 価格

グラフィックボードとメモリの関係

グラフィックボードとメモリの関係

VRAMとシステムメモリの役割分担

AI生成において、グラフィックボードのVRAM(ビデオメモリ)とシステムメモリは、それぞれ異なる役割を担っています。

VRAMは、AIモデル本体と生成中のデータを保持し、システムメモリは、モデルの読み込み前の一時保存や、生成後の画像データの保持、OSやアプリケーションの動作に使用されます。

例えば、Stable Diffusionで画像を生成する場合、モデルファイル(約4GB)をストレージからシステムメモリに読み込み、その後VRAMに転送します。

生成が完了すると、画像データはVRAMからシステムメモリに戻され、最終的にストレージに保存されます。

この一連の流れで、システムメモリが不足していると、ストレージへのスワップが発生し、処理速度が大幅に低下してしまいますよね。

GeForce RTX 50シリーズとメモリ要件

GeForce RTX 5070Tiは、16GBのVRAMを搭載し、AI生成において非常にバランスの良い選択肢。

RTX 5060Tiは12GBで、コストパフォーマンスに優れていますが、大規模なモデルや高解像度生成では、VRAM不足を感じる場面もあります。

RTX 5090は32GBという大容量VRAMを持ち、プロフェッショナル用途や動画生成AIには最適ですが、価格も高額。

VRAMが不足すると、システムメモリを代替として使用する「共有メモリ」機能が働きますが、これはVRAMと比較して圧倒的に遅いため、実用的ではなく、結果としてシステムメモリの消費量が増加し、32GBでは不足する状況が生まれやすくなるため、VRAMが少ないグラフィックボードを選ぶ場合は、システムメモリを64GBにすることで、ある程度カバーできる可能性があります

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48952 102087 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 32323 78189 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 30314 66860 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 30237 73535 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27309 69032 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26648 60329 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 22068 56885 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 20026 50558 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16649 39431 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 16080 38257 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15942 38033 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14718 34972 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13817 30905 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13274 32409 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10880 31790 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10708 28628 115W 公式 価格

Radeon RX 90シリーズとメモリ要件

Radeon RX 9070XTは、16GBのVRAMを搭載し、FSR 4という機械学習ベースのアップスケーリング技術に対応しています。

AI生成においても、GeForce RTX 50シリーズと同等の性能を発揮しますが、Stable DiffusionなどのツールはGeForce向けに最適化されていることが多く、Radeonでは一部の機能が使えなかったり、設定が複雑だったりするかもしれません。

RX 9060XTは、8GBのVRAMで、エントリークラスのAI生成には充分ですが、本格的な用途には力不足。

コストを抑えたい場合の選択肢としては有効ですが、将来的な拡張性を考えると、12GB以上のVRAMを持つモデルを選んだ方が長く使えます。

メモリ価格と購入タイミング

メモリ価格と購入タイミング

メモリ価格の推移

メモリ価格は、半導体市況や需給バランスによって大きく変動します。

DDR5が登場した当初は非常に高価でしたが、現在は価格が落ち着き、DDR4との価格差も縮まっています。

32GB(16GB×2)のDDR5-5600は、12,000円前後で購入でき、64GB(32GB×2)は28,000円前後という価格帯が一般的。

今後、DDR5の普及がさらに進めば、価格はさらに下がる可能性がありますが、AI需要の高まりやデータセンター向けの需要増加により、価格が上昇するリスクもあります。

現時点では、メモリ価格は比較的安定しており、購入を先延ばしにするメリットは少ないといえます。

増設と一括購入の比較

「最初は32GBで購入し、後から32GBを追加して64GBにすればいい」と考える方もいるかもしれませんが、これにはリスクが伴います。

メモリは、同じメーカー、同じ型番でも、製造ロットが異なると微妙に特性が変わることがあり、混在させると不安定になる可能性があるからです。

また、後から追加購入する際に、同じ型番のメモリが販売終了していたり、価格が上昇していたりするかもしれません。

最初から64GBが必要だと分かっているなら、一括で購入した方が、互換性の問題を避けられ、長期的にはコストも抑えられるため、結果的に賢明な選択になることが分かっています

BTOと自作のコスト比較

BTOパソコンでメモリを64GBにカスタマイズする場合、自分でメモリを購入して増設するよりも5,000円から10,000円程度高くなることが多いです。

しかし、BTOの場合は、動作確認済みであり、保証も付くため、この価格差は保険料と考えることもできます。

自作PCの場合は、メモリを自分で選んで購入できるため、コストを抑えられますが、相性問題や初期不良のリスクは自己責任。

メモリの取り付けも自分で行う必要があり、初心者には少しハードルが高いかもしれません。

それでも、自作の楽しさや、自分好みの構成にできる自由度を考えると、挑戦する価値は充分にあります。

実際の使用例とメモリ消費量

実際の使用例とメモリ消費量

Stable Diffusionでの実測値

私が実際にStable Diffusionを使用している環境では、512×512ピクセルの画像を1枚生成する際、システム全体で約12GBのメモリを消費します。

これは、OS、ブラウザ、Stable Diffusion WebUIを含めた数値。

1024×1024ピクセルに解像度を上げると、約18GBまで増加し、ControlNetを追加すると22GB前後になります。

バッチサイズを4に設定して、1024×1024ピクセルの画像を4枚同時生成すると、メモリ消費量は28GB前後まで跳ね上がり、32GB環境ではギリギリの状態。

この状態でブラウザのタブを複数開いたり、Discordを起動したりすると、スワップが発生し、生成速度が低下してしまいますよね。

64GBあれば、こうした状況でも余裕があり、ストレスなく作業できます。

動画編集との併用

AI生成で作成した画像を、Premiere ProやDaVinci Resolveで動画に編集する場合、動画編集ソフトだけで10GB以上のメモリを消費することがあります。

4K動画の編集では、20GB以上を使用することも珍しくなく、AI生成と動画編集を同時に行うなら、64GBは必須。

実際、私がStable Diffusionで画像を生成しながら、Premiere Proで動画を編集していたところ、32GB環境ではメモリ不足でPremiere Proがクラッシュしたことがあります。

64GBに増設してからは、そうした問題は一切発生しておらず、快適に作業できています。

ブラウザとの併用

AI生成中に、ブラウザでリファレンス画像を探したり、プロンプトのアイデアを調べたりすることは日常的。

Chromeで10個のタブを開くと、約3GBのメモリを消費し、YouTubeで動画を再生しながら作業すると、さらに1GB程度が追加されます。

こうした使い方をすると、Stable Diffusionとブラウザだけで25GB前後を消費し、32GB環境では余裕がほとんどありません。

64GBあれば、ブラウザのタブを気にせず開けますし、複数のAIツールを同時に起動することもできます。

将来性とアップグレードパス

将来性とアップグレードパス

AI技術の進化とメモリ要件

AI技術は急速に進化しており、今後さらに高度なモデルが登場することは確実。

画像生成AIも、現在の1024×1024ピクセルから、2048×2048ピクセル、さらには4096×4096ピクセルへと高解像度化が進む可能性があります。

解像度が倍になれば、メモリ消費量も倍以上に増加するため、将来を見据えるなら、64GBを選択しておくのが安全。

また、動画生成AIやリアルタイムAI処理のような新しい技術が普及すれば、メモリ要件はさらに増加します。

現時点で32GBで充分だとしても、2年後、3年後には不足する可能性があるため、長期的な視点で判断することが重要。

メモリスロットの拡張性

マザーボードのメモリスロット数は、将来的な拡張性に直結します。

2スロットのマザーボードでは、32GB(16GB×2)から64GBに増設する場合、既存のメモリを取り外して32GB×2に交換する必要があり、既存のメモリが無駄になってしまいますよね。

4スロットのマザーボードなら、最初に32GB(16GB×2)で運用し、後から32GB×2を追加して64GBにすることも、さらに32GB×2を追加して128GBにすることも可能。

拡張性を重視するなら、4スロットマザーボードを選ぶべきです。

DDR5の今後

DDR5は、今後さらに高クロック化が進み、DDR5-7200やDDR5-8000といった規格も登場するでしょう。

ただし、AI生成においては、クロック速度よりも容量の方が重要で、DDR5-5600で充分な性能が得られるため、高クロックモデルを無理に選ぶ必要はありません。

それよりも、容量を優先し、32GBか64GBかで迷っているなら、64GBを選んでおけば、数年間は安心して使い続けられます。

メモリは、CPUやグラフィックボードと比較して、陳腐化が遅いパーツですから、一度しっかりした容量を確保しておけば、長期的にコストパフォーマンスが高いといえます。

結論:32GBか64GBか

結論:32GBか64GBか

32GBで充分なケース

画像生成AIをメインに使用し、Stable DiffusionやMidjourneyのような一般的なツールを使う場合、32GBで充分。

マルチタスクをあまり行わず、AI生成に集中する使い方なら、32GBでも快適に動作します。

また、予算を抑えたい場合や、将来的に増設する前提で考えているなら、まずは32GBでスタートするのも合理的な判断。

ただし、バッチサイズを大きくしたり、高解像度生成を頻繁に行ったりする場合は、32GBではギリギリになることを覚悟する必要があります。

それでも、設定を調整すれば対応可能ですから、絶対に64GBが必要というわけではありません。

64GBを選ぶべきケース

動画生成AI、大規模言語モデルのローカル実行、AI生成と動画編集の同時作業、仮想マシンやコンテナ環境の使用、これらのいずれかに該当するなら、64GBを選ぶべきです

また、マルチタスクを頻繁に行い、ブラウザのタブを大量に開いたり、複数のアプリケーションを同時に起動したりする使い方をするなら、64GBの方がストレスなく作業できます。

将来的なAI技術の進化を考えると、64GBにしておけば、数年間は安心して使い続けられるため、長期的な投資としても有効。

価格差は15,000円から25,000円程度ですから、予算に余裕があるなら、迷わず64GBを選択した方がいいでしょう。

最終的な判断基準

答えはシンプル。

現時点で32GBで不足を感じる可能性がある使い方をするなら、64GBを選ぶ。

そうでないなら、32GBで充分

ただし、将来的な拡張性や、AI技術の進化を考慮すると、64GBにしておく方が安心感があります。

予算が限られている場合は、32GBでスタートし、必要に応じて後から増設する計画も悪くありませんが、メモリの互換性問題を避けるためには、最初から64GBを選んでおく方が確実。

私自身の経験からいえば、64GBにしてから、メモリ不足を気にすることがなくなり、作業効率が大幅に向上したため、投資する価値は充分にあったと実感しています。

推奨構成例

推奨構成例

エントリークラス(32GB構成)

画像生成AIを中心に使用し、マルチタスクをあまり行わない場合の推奨構成は以下の通り。

パーツ 推奨モデル
CPU Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X
メモリ DDR5-5600 32GB(16GB×2)
グラフィックボード GeForce RTX 5060Ti / Radeon RX 9070
ストレージ PCIe Gen.4 SSD 1TB
電源 750W 80PLUS Gold

この構成なら、Stable Diffusionでの画像生成は快適に行え、コストも抑えられます。
将来的に64GBに増設する場合は、4スロットマザーボードを選んでおくことが重要。

ミドルクラス(64GB構成)

動画生成AIや、AI生成と動画編集の併用を考えている場合の推奨構成は以下の通り。

パーツ 推奨モデル
CPU Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D
メモリ DDR5-5600 64GB(32GB×2)
グラフィックボード GeForce RTX 5070Ti / Radeon RX 9070XT
ストレージ PCIe Gen.4 SSD 2TB
電源 850W 80PLUS Gold

この構成なら、ほとんどのAI生成タスクを快適にこなせますし、マルチタスクも余裕を持って行えます。
ストレージも2TBあれば、大量の画像や動画を保存できます。

ハイエンドクラス(64GB以上構成)

プロフェッショナル用途や、最高のパフォーマンスを求める場合の推奨構成は以下の通り。

パーツ 推奨モデル
CPU Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D
メモリ DDR5-5600 128GB(32GB×4)
グラフィックボード GeForce RTX 5090
ストレージ PCIe Gen.5 SSD 2TB + PCIe Gen.4 SSD 4TB
電源 1000W 80PLUS Platinum

この構成は、動画生成AI、大規模言語モデルのローカル実行、複数のAIモデルの同時実行など、あらゆるタスクに対応できます。
ただし、価格も高額になるため、本当に必要かどうかを慎重に判断すべき。

メモリ以外で注意すべきポイント

メモリ以外で注意すべきポイント

ストレージの速度

AI生成では、モデルファイルの読み込み速度がパフォーマンスに影響します。

PCIe Gen.4 SSDなら、読込速度7,000MB/s前後が得られ、大容量モデルの読み込みも高速。

Gen.5 SSDは14,000MB/s超の速度を実現しますが、発熱が高く、価格も高額なため、コストパフォーマンスを考えるとGen.4で充分。

ストレージ容量は、1TBでも最低限は足りますが、AIモデルや生成した画像を大量に保存する場合は、2TB以上が推奨されます。

私自身、1TBでスタートしましたが、すぐに容量不足を感じ、2TBに増設した経験があります。

電源容量

グラフィックボードの消費電力は高く、RTX 5070Tiで250W前後、RTX 5090では450W以上を消費します。

CPUも、Core Ultra 9 285Kで125W、Ryzen 9 9950X3Dで170Wを消費するため、システム全体では600W以上が必要。

余裕を持たせるために、750W以上の電源を選ぶべきです。

電源の品質も重要で、80PLUS Gold以上の認証を受けた製品を選べば、効率が良く、発熱も抑えられます。

安価な電源は、効率が悪く、故障のリスクも高いため、避けた方が無難。

冷却性能

AI生成は長時間の高負荷作業になるため、冷却性能が重要。

CPUクーラーは、空冷でも充分ですが、Core Ultra 9やRyzen 9のようなハイエンドCPUを使う場合は、大型の空冷クーラーか、240mm以上の水冷クーラーを選んだ方がいいでしょう。

グラフィックボードの冷却も重要で、ケース内のエアフローを確保するために、ケースファンを追加したり、ケース自体をエアフロー重視のモデルに変更したりするのも効果的です。

発熱が高いと、サーマルスロットリングが発生し、性能が低下してしまいますよね。

よくある質問

よくある質問

32GBから64GBへの増設は簡単にできますか

メモリの増設自体は、物理的には簡単。

マザーボードのメモリスロットに挿すだけですから、初心者でも10分程度で完了します。

ただし、既存のメモリと新しいメモリの互換性が問題になることがあり、同じメーカー、同じ型番のメモリを使用するのが理想的。

異なるメモリを混在させると、動作が不安定になったり、起動しなかったりする可能性があるため、注意が必要です。

DDR4とDDR5の性能差はどれくらいですか

DDR5-5600は、DDR4-3200と比較して、帯域幅が約1.75倍に向上しています。

AI生成のような大量データを扱う処理では、この帯域幅の差が処理時間に影響し、体感できるレベルで高速化を実感できます。

また、DDR5は将来的にさらに高クロック化が進むため、長期的な投資としても有効。

現時点で新規にPCを構築するなら、DDR5を選ぶべきです。

メモリのクロック数は高い方がいいですか

AI生成においては、クロック数よりも容量の方が重要。

DDR5-5600で充分な性能が得られるため、DDR5-6000やDDR5-6400といった高クロックモデルを選んでも、体感できるほどの性能差は出ないことが多いです。

それよりも、同じ予算なら容量を増やした方が、実用性は高まります。

ベンチマークスコアを追求する場合は別ですが、実用面ではDDR5-5600で充分。

BTOパソコンと自作PCどちらがおすすめですか

初心者や、組み立てに自信がない場合は、BTOパソコンがおすすめ。

動作確認済みで、保証も付くため、安心して使えます。

一方、自作PCは、パーツを自由に選べる楽しさがあり、コストも抑えられますが、相性問題や初期不良のリスクは自己責任。

メモリの取り付けやBIOS設定も自分で行う必要があるため、ある程度の知識が必要です。

どちらを選ぶかは、自分のスキルと予算次第。

AI生成以外の用途でも64GBは有効ですか

もちろん、AI生成以外の用途でも64GBは有効。

動画編集、3DCG制作、仮想マシンの使用、大規模なデータ解析など、メモリを大量に消費する作業では、64GBあれば快適に作業できます。

また、ブラウザのタブを大量に開いたり、複数のアプリケーションを同時に起動したりするマルチタスク環境でも、64GBの恩恵を受けられます。

一度64GBを体験すると、32GBには戻れないという声も多いです。

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